完全な自己流なのですが、姫皮を使ったスープを作りました。作ろうと思ったのは私自身が姫皮のスープを味わいたかったのもあるのですが、もう1つ思った事があったんです。もしも普通の食事が出来なくなって、固形の物を食べるのが難しい状態になってしまったら。そのいう情況の中でも旬のタケノコを食べてもらえる方法って何かないかな?という気持ちもあって、スープにしたいと思いました。
病気や治療の関係で食事の悩みが出た場合、食べて欲しいと思う気持ちの他に何を食べてもらえるのかが見えなくなってしまったりしませんか。自然の物を食べてもらって、そのありがたみから安心感が生まれたらいいなという気持ちもあってこのスープを考えました。
それでは作り方をご紹介します。最大のポイントは、アク抜きで下茹でした後の旬のタケノコの姫皮を使うこと。すり鉢ですってスープに使いますが、この手作業が個人的には外せません。
【スープの材料】
たけのこの姫皮 100g程度
だし汁 (下記参照)
牛乳 1カップ
あら塩 適量
万能ねぎ(飾り用) 少々
【だし汁】
・水 1カップ強
・昆布 3センチ四方くらい
・かつお節 2.5g
分量の姫皮をすり鉢ですったら準備しておいただし汁の中に入れて、温まったら塩・牛乳を加えて沸騰させすぎないように加熱します。白いスープが出来ますので、器によそったら上にネギを乗せて完成!プロのような腕前はないので自己満足でしかないかもしれませんが、季節の特別感をさらに感じられるような大切なレシピになりました。
味は気に入っているのですが、もしも試してみようと思って下さる方がいらしたら、作る前に知っておいていただきたい事があります。すり鉢ですって作るので、混ぜながら飲むのではなく最初に液体だけを飲んでしまったら下にタケノコが残ってしまう状態になるんです。もしかしたら、その舌触りが苦手に感じる方が中にはいらっしゃるかもしれません。
何が合うか合わないのは試してみなければわからないケースが恐らく多いのではないかと思います。液体部分だけを提供するなど状況に応じた工夫で、少しでも旬の味わいを感じてもらうお手伝いになったら幸いです。
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