ほうれん草

今回は野菜のパワーに驚いた出来事について書いていきますが、話の中身が誤解なく伝わる事を願います。


情報を正しく解釈してもらえたら、もしかしたら誰かの何かのヒントになるかもしれない。正しく受け取ってもらえると信じて書き進めます。

もうずっと何年も前の話ですが、リウマチと肺がんを患って自分で食事が作れない方から食べたい物のリクエストがありました。その方は抗がん剤治療はしていませんでしたが、体の状態や食欲の関係から食べられる食材が限られていて、「食べたい」と思う物にあったのがしょっぱくない焼いた鮭やほうれん草のおひたしでした。

ご家族が料理を出来ない環境で近い関係性だったこともあり、少しでも栄養が摂れたらという気持ちから出来る範囲で協力させていただいていました。ご家族の方の話では、おいしいと言って喜んで食べてくれていたそうです。

だけどある日から、おひたしを作って渡すことが不要になりました。リウマチの痛みが強くなって病院の先生に相談したところ、免疫が強くなりすぎて痛みが増したというお話があったそうなんです。(*診断結果は全ての病院が同じではない可能性も考えられます。)

リウマチについて私もそんなに詳しいわけではないのですが簡単に知ってる範囲で解説しますと…自己免疫疾患と言われていて、本来は自分の体を守るはずの免疫が何らかの影響で自分の体を攻撃してしまう病気なのだそうです。

前述の件は検査の結果、免疫が強まったのはほうれん草が影響しているとお医者様から説明があったらしく、それを境にしてほうれん草のおひたしを作って渡す私の役割は終わりました。どのくらいの回数でそうなったのかはもう全く覚えていないのですが、リクエストがあって作る程度なので月に2~3回くらいだったかもしれません。

何か特定の食べ物だけを食べ続けて体に変調が生じた場合、もしかして?と疑えるために、こういった情報が頭の隅にあったら。プラスに活用していただけたらと思ってこうして書き残しています。


どうかこれを読んで勘違いをしないでください。免疫を上げるためにほうれん草を食べ続ければいいなんて思わないでください。野菜は「薬」ではありません。だけど分析出来ないほどにたくさんの栄養素やパワーを持っています。


そして反対に、ほうれん草を過度に避けたり怖がったりする事に繋がらなければという気持ちもあります。「おいしい」と思って幸せに食べていた気持ちを壊すための記事ではない事を、どうぞご理解いただけたらと思います。