久しぶりに種からの

出回る時期が少ないあんず。6月にどうにか入手できたので、久しぶりにあんずの種から杏仁豆腐を作りました。種の中に入っている白い部分=仁を取る作業、記憶が美化しているのか思っていたよりもなぜか苦労して驚いた!


割った種は15個くらいなのに、1時間以上かかったかもしれない…。前はすんなり取れたはずなのに、割れやすい部分にドライバーを入れるコツを忘れていた様子。だけどどうにか、全部の種から仁を取り出すことが出来てよかった。


メモを見たら、前に作ったのは3年前だったようですが、今回は甘さを加えず、とっても久しぶりに棒寒天を使ってシロップで食べるシンプルな杏仁豆腐を作りました。取り出した仁を潰すのはすり鉢で香りを楽しみながら♪寒天を煮る20分くらいの間に杏仁豆腐にかけるシロップを準備して、入れ物を用意してあとは洗い物を…。久しぶりに食べたミルクっぽくない杏仁豆腐。シンプルでおいしい!作ってよかったと思いました。

その後ふと思いました。あんずが苦手ではない場合、もしかしたら天然の香りが元気をくれるかもしれない。万が一家族が病気で普通の食事が難しい状態になって、どうにかして工夫で少しでも自然の物を摂って欲しいと思ったら。

旬を感じる楽しみにプラスして、棒寒天を使って作るひと手間のシンプルな杏仁豆腐を思い出したいと思いました。理想と現実は違うかもしれないけど、前は思いつけなかったから。

せめて当時の自分へのレパートリーのヒントにでも。