抗がん剤治療と食事

今回は副作用による味覚障害関連のお話です。白血病で治療のために入院した弟は帰宅中に食欲が落ちたことを気にしたり、味覚がおかしいのかなぁ?と首をかしげながら食事をする時期がありました。

抗がん剤治療では、副作用で味覚障害が起こることがあるそうです。癌情報サイトで食事のことを調べて、良さそうな物を作って何気なく出してみることにしました。

おいしそうに食べてくれたのが、香りの強い食材。例えばミョウガ、梅、シソ、ホワイトセロリ、春菊、サクラエビなどを使って香りを活かした料理。大根とサクラエビで作った炒め物はつまみ食い現場を目撃したので、私は1人ニンマリしたのでした(笑)

味覚障害には個人差があって、どの時期に何が食べられるかは人それぞれのようです。ムリに食べさせようとせず、患者本人をがんばらせすぎず。家族は工夫をしたり、そっと見守ることも応援方法のひとつだと忘れないようにしたい。当時そう思っていました。