桜の枝で足もみ棒①
剪定してから日数が経過していた桜の枝。もらう許可を下さった方からも「中身がしっかりしているかわからないよ」と親切に言葉をかけてもらっていたけど、素人ながらにもよさそうな物を選んで挑戦しました。
自分がどんな足もみ棒が好みなのか欲しいのか作りたいのかも全く明確になっていないのに、なんとなく手を動かして作業を始めたら…だんだんそれらしい形に!普段足を揉んでる途中に棒に対する不満は生まれないのに、枝を削っていたら「こうだったら使いやすいかな?」という感覚が自然に出てきて自分でも不思議。
なーんて立派そうな事を書いてますが、気持ちの成長だけの話。まだまだ動かす手の手つきも形にするのも満足のいく棒にするのも、技術のほうは伴っていません。だいたいの形が出来たら、あとは使いながらの微調整。
最初は真っすぐの枝を選んだり真っすぐになるように切ったりしていましたが、その感覚もたった数か月の経験だけで変化。枝の自然の形が持ちやすさや使いやすさに繋がって、足を揉む時間の楽しさや心地よさにも影響すると思いました。表面の色にムラがなくて綺麗な枝もあるけれど、自然の模様が出てくるのも作業中の楽しみのひとつ。状態がイマイチそうな枝の中からは突然虫が動いて出て来たり、とっても小さい幼虫が歩いた跡が!何をするにも新発見(笑)
木を削りながら頭に浮かぶ棒の町長さんの話(⇒☆こちら)。棒に残るやすりがけのあと。こういう風にして作ったのかな?なんて想像していると、生きていたその人の様子が伝わってくるのが不思議な感じもしました。
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