猫も足が大切
我が家のにゃんこの経験談です。
ある時期から食欲がなくなり、病院へ。
レントゲンで診て頂いて体内から排出されない毛玉が原因の便秘と判明しました。水あめ状の有名な薬を処方してもらいましたが、全く効果なし。浣腸など昔ながらの方法の即効性を訊ねてみるも、この薬を続けるしかないという回答でした。
少々疑問を感じ、ご縁のあった先生にうかがってみたところ、漢方薬が混ざったような便秘解消の薬を処方してくれました。
「これを飲んだら今日中に出るよ」
その通りでした。
便秘は多少解消したものの、食欲が戻りません。水も飲まないので、まるで介護のように数時間おきに食事や水分を与える生活が1ヶ月半ほど続きました。
どんどん痩せていく。
体重は元の半分に。
食べないながらも口にしたのは、市販の物より自然のもの。そして、固形の物は吐いてしまうので液状の物をシリンジを使って与えるしかありませんでした。
ある日、突然思い立って
猫の肉球を揉んでみることに。
それまでも背中やお腹などのマッサージはしていましたが、痛がらない優しい圧を心掛けていました。
でも、そういえば!
官足法は人間でも痛いけど、その後に体調の変化がみられる。学びの同期に猫の不調を足もみで改善した人がいたのを思い出しました。
5分程度後ろ足の肉球を揉むことからスタート。猫にフーッと怒られながらも、夕方まで何度か続けてみました。
すると…5時間以上経過したでしょうか、
自らすすんでごはん皿に向かいました。
ごはんを食べ始めたのです。
しっかり噛んで食べている!
嘔吐することもありませんでした。
その日の夜、量は少ないものの
1日分の半量でしたが便通も復活。
足が大切だということ
改めて気がつかされました。
以降は1日最低でも3回を目標に、気がついたら肉球を揉むことにしました。右の後ろ足が左に比べると軟骨を思わせるような指当たりでした。
2日目
夜に自分で食事。
3日目
朝に肉球を揉んだら嫌がられましたが、その直後にやや力強く爪をとぎ、その足でごはん皿の場所にむかってガツガツとごはんを食べ始めました。
お昼と夜に自分で食事をして夜には水を飲み、トイレにも行きました。食事と排尿の量は通常に比べて少な目でしたが、肉球を揉む前は出来なかったことと思うと大きな進歩です。
診断は出来ませんが、状況から想像すると…病院で弱いと教えてもらった消化器系の機能が活性化されて状況に変化が出たのではないかと。
4日目
朝からごはんを食べるリズムが戻ってきました。カリカリはまだ口にしませんが、焼いた魚など柔らかいものは以前と同量を食べるまでに回復。
5日目
食事リズムは以前の様に。ソフトタイプのカリカリを7粒ほど食べました。下痢気味でしたが、多少排便も。
6日目
前日までより食欲減。下痢気味の排便あり。嘔吐。肉球を揉むとシャーっと怒り、いやがる。
人間が行う官足法でもそうですが、右肩上がりには好転しない場合も多々あります。この日は排便があったプラスの結果に満足。また翌日、良い変化があると信じて短い時間でも肉球をほぐしました。
7日目
まだ少量でカリカリも好みませんが、自分で食事を摂ります。下痢状の排便もありました。
このままゆっくりと回復に向かうことを信じて、今日もまた肉球ぷにぷに続けます。
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