足のもみ方⑤(圧の加減)
足もみでセルフケアをするって聞いたらどのくらいの圧を想像するでしょうか。イタ気持ちいい=適圧のように思うのが一般的かもしれません。だけど官足法の足もみは痛いです。文才が無い上に感覚というものを文章のみでお伝えするのは難しいことですが、実際に感じた経験談を書くことでいい足もみが出来るためのヒントになったらいいなと思います。
自分で自分の足を揉んでいて痛いと加減をしてしまいますが、赤棒を使って太ももをほぐしていたらこのようなことがありました。以前は赤棒の山の部分を利用して太ももをほぐす際、普通に両手で赤棒を持っていたんです。でも、ある日ふと思いました。自分が思う「痛い」よりも少し勇気を出して強めの圧をかけてみよう!
正座をして太ももの上に山の部分が当たるように赤棒を置いて、棒の上に腕から寄りかかるように体重を乗せて圧をかけてみたのです。そのまま「痛いよりもちょっと痛い」くらいの圧をキープして、赤棒に寄りかかったままグググっと棒をずらして太ももをほぐしました。すると、今までよりも滞りが減ったのを感じました。ここまですると違うんだ!という新しい発見でした。
表面を撫でたり擦ったりすると、皮膚が体を守ろうとする働きで皮を厚くして、タコができる原因に繋がると言われています。また、浅く揉み過ぎると、擦れて傷がついたようにヒリヒリしたりしてしまいます。官足法で「老廃物」と呼ばれる滞りや血流に乗り切れなかった塊は、奥の方にあるのが徐々に感覚でわかるようになると思います。棒で揉むとゴリゴリいったりジャリジャリしたり、骨の様に硬い物を感じるかもれません。
骨は傷つけないようにしたいのですが、その塊が骨なのか滞りなのか判断が難しいと感じることも経験が増えると出てくると思います。その場合は足骨模型を参考にしたり骨格や筋肉などを解剖図で見ると、自分の体に対する興味も増してさらに体との付き合い方が上手になっていくと思うのです。
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